【体験談】50年前に母親が愛用していた着物を仕立て直してもらう

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こんにちは。凸凹シングルマザーのaumです。

みなさんは成人式の振袖以外に、着物って着たことありますか。
私、最近着物にはまっています。

きっかけは「競技かるた」を袴姿でやってみたい!「ちはやふる」の広瀬すずちゃんになりたい!これです。

こむ

実家に着物あるんじゃない?!

ママ

実家行って探してくるわ。

<この記事でわかること>
・古い着物を仕立て直してもらう時に決めること
・着物を仕立て直した時の値段
・着分けのルール(袷、単衣、薄物)

目次

実家の開かずの扉(箪笥)を開けるとお宝に出会える!

今まで興味がなかったので気にしたこともありませんでしたが、着物はどこの家にもあるのでしょうか。
昔の人は嫁入り道具の1つが着物だったはずです。

実家に行って、普段開けない箪笥を開けてみました。すると、着物がたくさん眠っていました!

そんな中で目に留まった1着の着物。鮮やかなオレンジ色の着物。

幼い私を抱いて、父親と一緒に3人で映る写真の中で母親が着ていた着物です。懐かしい。

嬉しくて広げてみると、着物内側にひどいアク(かび)です。とても着られる状態ではありませんでした。

こむ

着物って保管が大変みたいだね

ママ

着物屋さんに相談するわ..

母親の着物を仕立て直す!着物屋さんで決めること

大切な着物をこのままにしておけないので、近くの着物屋さんに持ち込んで相談することにしました。

仕立て直してもらうために、着物屋さんでいくつか決めなければいけないことがありました。

着物屋さんで決めたこと
1.仕立て直しの寸法
2.色
3.仕立て直しの種類
4.見積書を見てお願いするかしないか

1.寸法を決める

着物の寸法を測ります。

私の体型に合う希望の寸法を決めるため、身長、バスト、ウエスト、手の長さなどを採寸します。

私と母親の背丈はほぼ同じなので良かったのですが、着物の丈などを長くする場合は別の加工が必要で別途費用が発生するようです。

2.色を決める

元の色から白に染めて、そこから好きな色に染め直してくれます。

着物屋さんも、着付け教室の先生も、YouTubeで有名なシロップさんも、みんなが口をそろえて言います。

「好きな着物を着ましょう。自分が着ていて楽しくなる着物を着ましょう。」

流水柄の色無地、今は鮮やかなオレンジ。

100色を軽く超えるほどのサンプル生地の中から1つ選ぶのはとても大変でしたが、やっぱり好きな色を選んでしまいます。

紫系の色に決めました!色選びが本当に楽しかったです。

3.仕立て直しの種類を決める

春夏秋冬「四季」のある日本では、昔から暮らしの知恵として季節によって衣類や持ち物を替える習わしがありました。

着物には、この衣替えの風習が色濃く残っていて、仕立てや生地を季節によって着分けるのが決まりごととされています。

着分けのルール
・袷(あわせ)
・単衣(ひとえ)
・薄物(うすもの)

袷 10月~5月

袷(あわせ)は春・秋・冬に着用できる着物です。胴裏、袖裏、裾回しなどの裏地を付けて仕立てられているため重量感もあります。

ただ、最近では暑い期間が長くなり、5月まで袷を着用することは難しいのではないでしょうか。

実際に私は去年11月~3月まで袷でしたが4月・5月は単衣を着用していました。

単衣 6月と9月

単衣(ひとえ)は、表生地は袷とまったく同じで、裏地をすべて除いて仕立てた着物です。

春から夏、夏から秋へと季節が移る時期に着用します。
見た目は袷と同じですが、裏地が無いため涼しく着用できます。

ただ、裏地がないといっても、紐や伊達締めでお腹周りは汗だくになります。

薄物 7月から8月

夏の暑い時期には、糸の密度を粗くして風通しをよくした布地で仕立てられた薄物を着用します。

布地は上布(じょうふ)、紗(しゃ)、絽(ろ)などがあり、裏地を付けずに仕立てることで、軽く涼しくなります。

ただ、やはり真夏は着物自体が暑くて私はとても着用できませんでした。

こむ

今は昔と違って冬でも温かい時期が長いよね

ママ

ママは特に暑がりだから着物を「胴抜き」で仕立ててもらうことにしました

胴抜き仕立てとは
着物の胴の部分に裏地を着けない仕立て方のことです。
胴抜き仕立てをすることで、暑さ対策や胸元をスッキリ見せるという効果があります。

胴抜き仕立てにも複数種類があります。
今回はBパターンでお願いしました。

4.見積書を見てお願いするかしないかを決める

染め直し&仕立て直し代
146,300円(税込)

さすがに躊躇してしまいました。着物の染め直し&仕立て直しって高いんですね。

ただ、母が着用していたものを私、そして娘まで受け継いでもらえたら素敵だなと思います。

決めました!大切な着物に魔法をかけてもらいます!

プロの職人さん「匠の技」で30年前の着物が生まれ変わる

鮮やかなオレンジ色から、淡い紫色に変わりました。なんとも品のある色になりました。大満足です!

こむ

よく見るとオレンジの方、帯が百人一首!!

ママ

そうなの、80万円だって!買えない買えない!

最後に
半年間着付け教室に通っていましたが、すっかり忘れてしまった帯の結び方。

もう一度きちんと練習してお正月にこの着物を着ます。

母親は喜んでくれるかな。全然親孝行できていないので、これが親孝行の1つになればよいなと思います。

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