どこの世界にも武勇伝を語りたがる男は多い。どんなにデカい話をされても、それが嘘か本当か聞いている側は分からない。そして、武勇伝は本人が思うほど、聞き手側にはカッコよくうつっていない。
今当たり前に街中にある消費者金融のATMは、海外で見たものを彼が商品化したという。これがヒットして、その時のお給料はひと月で800万円。
そしてこの800万円は一晩で全て使い切ったそうです。職場の同僚や友達をたくさん呼んで、パーティーをしたと。その中には芸能人もいたようです。
私が目をキラキラさせながら聞くので、彼は過去の武勇伝を色々と聞かせてくれます。その顔は、得意気にも見えるし、不安そうにも見える。
こんな話して私にひかれないかな、と確認するよな不安な目。そんな風に私は当時感じていました。
出る杭は打たれる。
高卒の彼があっという間に管理職になる。年功序列の20年前、年上の部下や上司から理不尽な扱いを受けたり、今でいうパワハラを受けたり。結局、耐え切れず相手を殴り、大手企業を辞めたそうです。
ねぇ、あなたは私をだましているのですか?
あなたが教えてくれた芸能人の名前は本当でしょうか。